冷え性

冬になり、暖かいインナーやコートの欠かせない季節となりましたが、規則正しい生活を送っていれば必要最低限の防寒で暖かさを感じ、保つことが出来ます。しかし、多くの方が衣類で調整しても寒い、室内に居るのに冷える、季節関係なく手足が冷たいなどの冷え性に悩まされています。

『冷え性』=『寒い時期』とも限らないのです。

では、なぜ体が冷えてしまうのかを考えてみましょう。

次の項目、皆さんはいくつ当てはまりますか?

  1. 夏も冬も冷たい飲み物を好む
  2. 入浴はせずシャワーのみ
  3. 食生活や睡眠が不規則
  4. 夏は室内外に関わらず肌をの露出が多い
  5. 風邪をひきやすい
  6. 生理不順
  7. 手足のむくみ
  8. 肌荒れ
  9. 肩こり、腰痛
  10. 不眠
  11. イライラし集中力がない
  12. 胃腸の調子が悪い

1.2.3は冷え性の原因であり、4~11は冷えにより生じる症状なのです

理由を探ってみましょう

冷え性に限らず「体の不調」の原因として必ずと言っていいほど挙げられるのは

生活習慣です。私たち人間の体は様々な状況に対処できる優秀な面もありますが、複雑であり、繊細でもあります。体温、内臓温度は室温や外気温に瞬時に対応することは難しいのです。また、食べ物や飲み物の温度により体内温度は大きな影響を受けます。

夏はエアコンの温度を極端に下げたり、冷風に当たり続け、また冷たい飲み物や食べ物を摂取したり、冬は寒くてもシャワーだけで体の芯まで温まらなかったり、外出時に首、手首、足首を冷たい外気に直接触れさせることで体の細胞はパニックになり、血液を上手く循環できなくなり、その結果が冷え性となるのです。

そして体の内外が冷えることで、様々な不調が生じて来ます。

血流の悪化による頭痛、肩こり、腰痛、むくみ、それらが内臓不調やイライラや不眠を引き起し、さらに肌荒れや生理不順などの原因となるのです。

この様に『冷え性』とは、ただ体が冷たい、寒いだけではなく更に深刻な症状を引き起こすのです。

冷え性対策

では、冷え性にならない為、またなってしまった場合、どうすればよいのでしょう?

一番大切なのは、先にも述べた様に生活習慣の改善です。

  • 規則正しい食生活
  • 質の良い睡眠
  • 忙しくても週に1度はゆっくり入浴(お湯につかる)
  • 無理なダイエットをしない
  • 適度な運動
  • 室内外の温度差を少なくする
  • 首、手首、足首の保温

それでも冷え性になってしまったら?

まずは、食生活の中でもその温度を意識し、可能な限り、体温より温かい物を摂取し内臓を健康にしてあげましょう。

内臓、つまり体内温度を正常値に戻すことで冷えが改善されることが多いのです。
よく、夏に猛暑を乗り越えるため辛くて熱い物を食べ発汗し、たっぷりの水分をとるのが良いと言われていますが、これも一理あるのです。辛すぎ、熱すぎはダメですが適度なカプサイシン(辛み成分)を摂取し体内温度を上げ、汗をかき、しっかり水分をとることで血流が良くなり新陳代謝が上がるのです。

しかし、どんなに努力をしても改善しない場合は専門科のアドバイスを受けるようにして下さい。

冬の寒さもこれからが本番です、寒さ、冷え知らずの健康な体でお過ごしください。

成城フォレスト治療院(旧にこにこ鍼灸整骨院)